





Nakamichi 700 IIは、オーディオ史に名を残す日本の名門メーカー「ナカミチ」が開発した、3ヘッド・2モーター方式の高級カセットデッキです。初代700の成功を受けて1977年に登場した改良モデルで、ナカミチの代表作「1000シリーズ」の思想と技術を受け継ぎつつ、よりコンパクトで実用性の高いパッケージにまとめられています。
シンプルながらも洗練された外観、モニター機能を可能にする3ヘッド構成、ナカミチ独自の精密なメカニズム設計により、当時のオーディオファイルやスタジオ関係者からも高い評価を受けました。アナログ録音再生機の完成形とも言える完成度の高さで、現代においてもコレクターズアイテムとして人気があります。
Nakamichiのカセットデッキ開発は、1970年代前半に始まりました。同社はもともとオープンリール機器や音響測定機器を開発していた精密音響メーカーであり、
その技術力を結集して1973年に発表された「Nakamichi 1000」は、世界初の3ヘッドカセットデッキとしてセンセーションを巻き起こしました。その技術を踏襲して生まれたのが700シリーズであり、特に「700 II」は、1000の技術をより多くの人々に届けるための“セカンドフラッグシップ”としての役割を果たしました。
回路設計やヘッドの品質は一切の妥協なく設計されており、同時代の他社製品と一線を画す性能を誇ります。ナカミチが世界的ブランドとして躍進する基礎を築いたモデルのひとつです。
Nakamichi 700 IIの音質は1970年代のカセットデッキとしては異例とも言えるほどの高精細さとナチュラルなトーンバランスを兼ね備えています。3ヘッド構成により、録音と再生のヘッドが独立しており、録音時のリアルタイムモニタリングが可能です。これにより、録音の最適なバイアス調整やイコライジングができ、原音に忠実なトランスファーが実現します。さらに、独自設計の「Discrete Head」や高精度キャプスタンメカニズムによって、テープ走行の安定性と音質劣化の極小化を図っています。Dolby BおよびCノイズリダクションシステムにも対応しており、ヒスノイズを大幅に抑えつつも、音のディテールはそのまま保持。音場の奥行き、左右の分離感、低域の力感、全体の音像の立体感など、すべてにおいてアナログテープの限界を超える再現性を持ちます。
ヴィンテージ品ながらも外観の程度など写真からご判断いただけるようとても綺麗です。オーディオプロによるコンデンサー、抵抗、接点、接続チェックなど、完全フルチェック済み。
形式: ステレオカセットデッキ(3ヘッド・2モーター方式)
ヘッド構成: 録音ヘッド ×1、再生ヘッド ×1、消去ヘッド ×1(全て独立型)
モーター構成: キャプスタン用×1、リール用×1(ベルトドライブ方式)
周波数特性: 20Hz~20kHz(Metalテープ)、最大限の帯域再現
S/N比:約64dB(Dolby B使用時)、約70dB(Dolby C使用時)
ワウ・フラッター: 0.05% WRMS以下(極めて安定)
対応テープ: Normal(Type I)、CrO2(Type II)、Metal(Type IV)
ノイズリダクション: Dolby B / Dolby C(切替式)
入力端子: RCAライン入力、マイク入力(L/R独立)
出力端子: RCAライン出力、ヘッドフォン端子
キャリブレーション機能: バイアス/イコライザー/レベル調整可能(マニュアル)
電源:AC100V?240V(地域により異なる)
サイズ(本体): 幅440mm X 高140mm X 奥300mm
重さ: 約10kg
