RCA LC-1 & MI-11411 2ウェイスピーカーシステム

ビクター・ジャパン 日本国内向け限定モデル

[概要]

■ 概要 ■
本機はビクターが米国RCA社(Radio Corporation of America)の傘下にあった時代に
開発されたもので、RCAの名機「LC-1A」と専用キャビネット「MI-11411」の思想を継承しつつ、
日本国内向けに独自設計されたスタジオモニターシステムです。
ユニットはビクター・ジャパンが1960年代に製造した、
極めて希少な業務用スピーカーユニット「SK-2049A」および「SK-2047A」を採用。
これらは放送局や録音スタジオ専用機材として限定的に製造・供給され、
一般販売は一切されておらず、現存数もごく僅か。
現在ではヴィンテージ・オーディオの世界において非常に高い評価と希少性を誇っています。

本システムの最大の特徴は、米国RCA製「LC-1A」が採用していた同軸2ウェイ方式ではなく、
フルレンジ(SK-2049A)とツィーター(SK-2047A)を独立構成で搭載する2ウェイ方式を
採っている点にあります。同軸ではない独立ユニット構成にすることで、
各帯域の最適化と定位の明瞭化を図った、日本独自の設計思想が感じられる点が大きな魅力です。
SK-2049Aは、アルニコVマグネットを使用した高能率・高応答性のフルレンジユニットで、
中低域の厚みと自然な音色を持ち、スムーズな中域レスポンスが魅力。
一方、SK-2047Aは緻密で抜けの良い高域を受け持つコンパクトなツィーターで、
全体としてワイドレンジかつ解像度の高い音場再現を可能としています。
SK-2047Aには本家RCA製造のLC-1の同軸2ウェイに採用されたプロペラ型のホーンも健在で、
日本ビクターの技術面での精巧さにも定評があります。

これらユニットはRCA MI-11411を模した密閉型木製キャビネットに収められ、
ビクター独自の音響設計と相まって、当時のスタジオで高精度なモニターとして
使用されていました。キャビネットは高密度の木材と堅牢な内部構造により、
ユニットの性能を最大限に引き出す設計が施されています。
端子や吸音材の配置、振動制御処理に至るまで細部に徹底したこだわりが見られ、
外観・内部構造ともに高い完成度を誇ります。

現在RCA LC-1AおよびMI-11411のオリジナルが世界的に高騰している中、
このビクター・ジャパン製のSK-2049A+SK-2047Aシステムは、
「日本独自の進化を遂げた高精度な代替機」として注目を集めています。
見た目こそオリジナルを強く意識した設計ですが、
構造的にはより柔軟なチューニングとセパレート方式による
再現性を重視した本格的プロ仕様です。
キャビネット付きペアのオリジナル構成は市場ではほとんど見られず、
今後も価値が高まると予想される希少な逸品です。
プロフェッショナルモニターとしての性能と収集価値を併せ持ち、
真に本物を求めるオーディオファンにとって、
「見つけた時が最後のチャンス」とも言えるシステムです。

[仕様]

■ ユニット仕様 ■

動作音出し確認保証有り。
音圧、音色共に揃っております。
スピーカーコーン紙もヘタリや硬化などなく良好です。
外観の程度など写真からご判断いただけるようとてもきれいです。

モデル: SK-2049A
タイプ:フルレンジスピーカーユニット
口径:約30cm(11.8インチ)
マグネット:アルニコV
インピーダンス:16Ω(個体により8Ω仕様も存在)
フレーム:鋳造アルミダイキャスト
再生周波数帯域:40Hz~12kHz(推定)
音圧レベル:推定 96-98dB(1W / 1m)

モデル: SK-2047A
タイプ:プロペラ・ホーン型ツィーター
指向特性:定指向性
クロスオーバー推奨:8kHz以上
インピーダンス:16Ω
マグネット:アルニコV

[エンクロージャー仕様]

■ 専用木製キャビネット(RCA MI-11411タイプ) ■

タイプ:密閉型エンクロージャ
材質:高密度合板/無垢材(突板仕上げ)
仕上げ:ウォルナット系、プロフェッショナルスタジオ仕様

外形寸法(片側):幅640 × 高800 × 奥450 mm
重量(片側):約50kg

総体積重量(梱包後): 約150kg