[概要]
■ 希少なジムラン初の劇場用スピーカーシステム ■
本品は1940年代頃にJBL社から発売された JBL社/AMPEX社 MODEL 6000 純正劇場用エンクロージャーに
数多くのスピーカーシステムに搭載されてきた同社の代表モデル、JBL 150-4C ウーファー、
375 ドライバー + 537-500 特大蜂の巣ホーンを搭載した
劇場システムのペアセット出品となっています。
■ ジムランと信頼のAMPEX社との共同製作キャビネット ■
当時ウェスタンエレクトリック社の外部製作部門として立ち上げられたWestrex社で
ジョン・フレイン氏(John Frayne)と後のJBL社のデザイナーであるバート・ロカンティ氏(Bart Locanthi)
が発案・製作を行ったのが同モデル。
後にジムランとAmpex共同で米国各地の劇場へのディストリビュートさせ、
ジムラン初の劇場スピーカーシステムにして確固たる地位を築き上げた希少なモデルです。
精巧な物造りに定評があり、ウェスタンの重役やランシング氏を唸らせていたと言います。
この幻のキャビネットは中高音と低音のバランスが良く、
他のシアター仕様のモデルとは一線を画したパワフルな重低音、
かつ粒のそろったブリリアントな音質です。
数十年間ロスの太陽にさらされ乾ききった中にも、
必要なウェット感が染み付いているような粘り強い質感が印象的で、
低音は特に素晴らしいと感じさせてくれました。
現在でも東海岸の劇場では使用されているというのにも納得です。
■ 脅威!150-4Cを8発、375ドライバーを4発搭載したお化けシステム ■
本品はハーツフィールドや最初期のパラゴンにのみ標準完備されていた
150-4C 16Ωウーファーを驚愕の8発搭載。
次に375 16Ωドライバーも初期バブルバックグレー・モデルであり、
JBL最高峰のホーンである通称「蜂の巣」ホーンの537-500とセットで
こちらも贅沢な4発搭載ととんでもない仕様となっているお化けシステム。
またすべてのユニットはファット・ターミナル、
ワックス・シールは初期の”L”印が
仕様されている点も付加価値となっています。
ネットワークも今ではとても希少価値の高いN500Hの雛形ともなった
劇場用にチューンアップされた500ネットワークが使用されています。
当時まだモデルナンバーが確立されていない時代の希少なネットワークです。
年代物のため、外観は塗装の剥がれやキズがあり
使い込んだ印象を除き概ね良好、エッジもこの上なく良好です。
外観の程度など写真からご判断いただけるよう、とてもきれいです。
できる限り多くの画像を掲載させて頂いております。
■ 音質 ■
センターに集約される音像が素晴らしく、
さらにクロスが400~500Hz付近のためか、
8発のウーファーから放たれるパワフルな音は
低音のファンダメンタルのみが余すことなくフィーチャーされ、
実に引き締まったビーフィーな低音を醸し出しています。
劇場やホールでの使用を前提に製作されていただけあり、
パイプオルガンやストリングスの再現度で右に出るものはありません。
モノ音源の素晴らしさはもちろんのこと、
ステレオ音源の定位も意外にも繊細に表現されているところは
その素晴らしい設計技術の賜物ではないでしょうか。
150-4Cと375の組み合わせは実に解像度の高い
明確なサウンドが特徴的です。
良く言うとシンプル、悪く言うと周辺機器を選ぶシステムでもあります。
システムとの相性を考察するのも醍醐味かと思いますが、
JBL製なだけあり、SA600などとの相性はとても良いと感じました。
ただし、マッキン275など所謂テンプレートな組み合わせで
こじんまり落ち尽かさせるよりもアルテックの1530T劇場用アンプなど
能率、音圧共に高めなものをチョイスされた方が
このシステムの特性を余すことなく堪能できるかと思います。
今回は多くの動画撮りを行いましたので、
まずその音質・音圧を動画で感じてみてください。
[仕様]
【 150-4C 16Ω 連番/同ロット多し 】
(シリアル:10100/10101/10102/10104/10555/10556/10660/10661)
JBL史上、最高峰のウーファーユニット。
初期のシグネチャー・シリーズのひとつです。
パラゴン以外にもハーツフィールドといった
銘スピーカーに採用されていた幻の銘器です。
375ドライバとの相性に定評がある最高級アルニコ・ウーファー。
ファットターミナル仕様。
スピーカーコーン紙、エッジ共にヘタリや硬化などなく良好です。
外観の程度など写真からご判断いただけるようとてもきれいです。
【 375/537-500ホーン 16Ω 連番/同ロット多し】
(シリアル:1279/1283/1253/1254)
JBL初期シリーズのひとつでランシング氏の携わった最高級ドライバーユニットです。
既述ですがフラット・スクリーン仕様の極上初期モデルを採用。
外観の程度など写真からご判断いただけるよう、とてもきれいです。
スロートにも一切の損傷はありません。
希少な連番マッチド・ペアです。
ファットターミナル/初期ワックス・シール仕様。
年代物のため、外観は若干の塗装の剥がれや
キズがあり使い込んだ印象を除き概ね良好です。
[エンクロージャー仕様]
年代物でありながら外観はもちろんのことエンクロージャー内部もとても良い状態です。
エンクロージャー、スピーカーコーン紙、エッジもこの上なく良好です。
外観の程度など写真からご判断いただけるよう、とてもきれいです。
外観の写真を多めに載せましたので外観の状態をご確認ください。
方式: 2ウェイ・6スピーカー・フロア式
刻印: 1030/1035
使用ユニット: 150-4C x8, 375 x4, 500Network x2
クロス帯域: 500Hz
サイズ(片側): 幅2337mm X 高2489mm(ホーン込み) X 奥1194mm
重量(片側): 約300kg
梱包後総重量(体積重量):2300kg
[動作確認映像]
動作音出し確認保証有り。




