[概要]
■ 概要 ■
本品は1960年代後半に Altec Lansing 社より発売された、
非常に希少な薄型バスレフ2ウェイシステム ALTEC A8 のペアです。
1945年に誕生した “Voice of the Theater (VOTT)” シリーズの中でも、
本機A8は最小クラスに位置づけられるモデルでありながら、
同シリーズの本質である高効率・高音圧・ダイナミックな音楽表現を
余すことなく受け継いだ存在です。
A5などに代表される大型劇場用システムの思想を継承しつつ、
奥行きを抑えた“薄型設計”を採用することで、
小規模劇場や限られた空間への導入を可能にした点が本機最大の特徴です。
この設計により、VOTTは劇場用途にとどまらず
個人環境へと広がる大きな転換点となりました。
生産数はA5やA7と比較しても極めて少なく、
現存数も限られる非常に希少なモデルとして知られています。
本個体は、
ALTEC 416Z(ブラック)15インチウーファー、
ALTEC 806A(ブラック)コンプレッションドライバー、
そしてN800-Fネットワークにより構成されたオリジナルシステムです。
416系特有のしなやかでスピード感ある低域に加え、
806Aによる滑らかで抜けの良い中高域が自然に繋がり、
コンパクトな筐体からは想像できないスケール感と実在感を生み出します。
まさに “The Altec Theater Sound” を体現したバランスの良い2ウェイ構成です。
キャビネットは業務用途を前提とした設計のため、装飾性を排した無骨な外観ながら、
“音そのもので勝負する”という機能美が貫かれています。
奥行きを抑えた設計により、一般的なリスニングルームにも無理なく設置可能でありながら、
劇場さながらのエネルギー感と臨場感をお楽しみいただけます。
キャビネットは十分に乾燥しており、抜けの良い良好な状態。
左右ともに音圧・音質の揃ったマッチドペアです。
年代相応に塗装の剥がれやキズなど使用感は見られますが、
全体としては概ね良好なコンディションを維持しております。
詳細は掲載画像にてご確認ください。
[仕様]
416-16Z 16Ω
ウーファーにはALTEC 416-16Zを採用。
VALENCIAなどにも使用されているとても優秀な
ALTECを代表するウーファーユニットです。
同社製のウーファーユニットの中でも極めて優秀。
特にこの黒タイプ・ダイキャストはとても希少です。
動作音出し確認保証有り。
スピーカーコーン紙、エッジともにヘタリや硬化などなく良好です。
外観の程度など写真からご判断ください。
型式: ウーファー
マグネット: アルニコV
インピーダンス: 16Ω
周波数帯域: 20Hz ~ 1600Hz
能率: 100dB
エッジ: クロス
磁束密度: 11,000gauss
寸法: 38cm x 18cm
重量(1本): 8kg
806A 16Ω
ツィーターには1964年に発売された中高音ドライバー, 806A 16Ω を採用。
ALTEC社製のドライバー中でも極めて優秀なもので
こちらもVALENCIAなどに使用されたことで有名です。
柔らかいサウンドの中にも切れがあり、存在感のあるザ・アルテック・サウンドです。
こちらも希少価値の高い16Ω仕様、黒タイプのユニットです。
動作音出し確認保証有り。
ダイアフラムも良い状態となっております。
外観の程度など写真からご判断ください。
型式: ホーンドライバー
マグネット: アルニコV
インピーダンス: 16Ω
周波数帯域: 500Hz – 22000Hz
能率: 110dB
ダイアフラム: 1.75″アルミ
磁束密度: 15,000gauss
N800F ネットワーク
ネットワークにはALTEC最盛期に発売された銘器N800Fを使用。
800Hzクロスの2Wayを構成します。
クロス帯域: 800Hz
許容入力: 100W
方式: バスレフ方式・フロア型
サイズ(1本)W760mm x H1070mm x D310mm
重さ(片側): 約70kg
重量: 約150kg




